・銀行員としてアパートオーナーから確定申告書を頂く時、入居状況について確認する。その際アパートの入居状況について把握しているオーナーは1割いるかどうか。
・何故か?サブリース(一括借上)により、建設会社がアパートを管理している為、オーナーは管理を一切せず、入退去手続きも全て管理会社任せ。おそらく対応するのは毎月入る入金確認と、リフォームの際管理会社からの要請に応えるぐらいである。だから、自分のアパートに何人入ってようが毎月の家賃は変わらない為、興味がないのである。
・もともとこの市場は、地主に対し建設会社が遊休地活用や相続税対策として営業を行い始まったケースが大半である。特に地方ではそうであり、アパート建設、銀行融資の斡旋、その後のアパート管理、リフォームまで一括して業者が行なっている。その為、地主であるオーナーは特に何もする事なくアパート事業が出来るのである。
・現在、金利が徐々に上がってきている中、もともと利回り10%以下でやっているオーナーはボディーブローのように金利の影響が効いてきているはずである。また所有者死亡により息子に相続で引き継がれるケースも増えている。金利の上昇、世代交代、また今後の人口減少により今後アパート事業を建設会社に任せていたオーナーの売り案件が増えていく事が想定される。
・自分でアパート事業について学び、管理、客付、リフォームについて経験値を積み、利回り重視で運営しているオーナーと比べ、生き残りはより難しくなっていく。逆に、自ら学び、経験値を積み、アパート事業を拡大しているオーナーにとっては、より良い時代が来るのかもしれない。
